Powder レイヤリング
美しさと強さの両立
あらゆるニーズに応える
セラミックシステム
セラミックパウダー Ceramic Powder
美しさと厳密さ。
イニシャルはポーセレンに求められる2つの要素を兼ね備えました。
天然長石が織りなす美しい発色と、人工長石の緻密に計算された高い物性。
それぞれをバランス良く配合した「ハイブリッドセラミックパウダー」が、天然歯の色調のみならず構造をも模倣し、創造します。
イニシャルのセラミックパウダーの 優れた性能
-
幅広いマテリアルに
対応する充実の
ラインナップ -
天然長石による
鮮やかな発色と
高い物性 -
天然歯の
光学特性を再現 -
高い安定性と
低収縮性
製品詳細
イニシャル MC
管理医療機器 222AFBZX00142000
他のイニシャルシリーズと同様の築盛感と色調を持った金属焼付け用セラミックです。
<対応金属>
熱膨張係数13.8~14.9×10-6
×K-1(25-500℃)の範囲内の金属。
一般的な貴金属含有焼付け用メタルはもちろん、パラジウムを主成分とする焼付け用メタル、ノンプレシャスメタルなどに対応しています。
<特長>
-
- ❶ 天然歯特有の光学特性を再現
- 天然長石と人工ガラスセラミックをバランス良く配合、天然歯特有の光学特性を再現します。
-
- ❷ 天然歯のような個性的色調の表現が可能
- シンプルな築盛でVITA クラシカルシェードを忠実に再現。全50色以上に及ぶエフェクトパウダーを応用することで天然歯のような深みのある複雑な個性的色調を表現できます。
-
- ❸ 作業を簡便に
- イニシャルMC/LFコネクターペーストの併用で、耐火模型材上でのインレーやラミネートべニアの築盛も簡単に行えます。
-
- ❹ フレーム材料の負担を軽減
- フレーム材料の負担を軽減デンチンの焼成温度を890℃に設定することで、フレーム材料の負担を軽減できます。
デンチン焼成温度(℃) | 890 |
---|---|
熱膨張係数 (25-500℃;10-6/K) |
第2/第4焼成 13.1/13.3 |
溶解量(μg/㎠) | 25 |
ガラス転移点(℃) | 575 |
密度(g/㎤) | 2.52 |
曲げ強さ(MPa) | 84 |
接着強度(MPa) | 50 |
平均粒径(μm;D 50%) | 25 |
長石比率(%) | F*:80/S*:20 |
- ※イニシャルMCは、EN ISO9693;2012に準拠しています。(上記の数値は、社内テストの結果によるものです。)
- *F=Feld Spar Ceramic S=Synthetic Glass
イニシャル LF
管理医療機器 222AFBZX00148000
他のイニシャルシリーズと同様の築盛感と色調を持った低溶セラミックです。
<対応金属>
熱膨張係数13.8~14.9×10-6×K-1(25-500℃)の範囲内の金属。
特にセラミックとのマッチングがシビアな金含有率の高いハイプレシャスメタルやガルバノ、パラジウムベースの焼付メタル(銀含有<20%)に適しています。また、イニシャルMCやイニシャルPCのエナメル部、コンタクト部の修正にも使用できます。
<特長>
-
- ❶ 高い安定性と優れた低収縮特性
- 人工ガラスセラミックを採用することで、焼成を重ねても熱膨張係数の変化を抑えられます。
-
- ❷ 作業を簡便に
- イニシャルMC/LFコネクターペーストの併用で、耐火模型材上でのインレーやラミネートべニアの築盛も簡単に行えます。
-
- ❸ フレーム材料の負担を軽減
- デンチンの焼成温度を770℃に設定することで、フレーム材料の負担を軽減できます。
デンチン焼成温度(℃) | 770 |
---|---|
熱膨張係数 (25-500℃;10-6/K) |
第2/第4焼成 11.6/11.8 |
溶解量(μg/㎠) | 15 |
ガラス転移点(℃) | 510 |
密度(g/㎤) | 2.48 |
曲げ強さ(MPa) | 80 |
接着強度(MPa) | 50 |
平均粒径(μm;D 50%) | 21.5 |
長石比率(%) | F*:20/S*:80 |
- ※イニシャルLFは、EN ISO9693;2012に準拠しています。(上記の数値は、社内テストの結果によるものです。)
- *F=Feld Spar Ceramic S=Synthetic Glass
イニシャル Ti
管理医療機器 222AFBZX00145000
他のイニシャルシリーズと同様の築盛感と色調を持ったチタン用セラミックです。
<対応金属>
鋳造やCAD/CAMから削り出された純チタンやチタン合金などに築盛でき、生体親和性に優れたチタンセラミックス修復を可能にします。
<特長>
-
- ❶ 人工ガラスセラミックを採用
- チタンに特化した熱膨張係数と最適なボンディングが行えます。
-
- ❷ 複雑な個性的色調の表現が可能
- シンプルな築盛でVITAクラシカルシェードを忠実に再現。全50色以上に及ぶエフェクトパウダーを応用することで天然歯のような深みのある複雑な個性的色調を表現できます。
-
- ❸ チタンフレームの酸化を軽減
- デンチンの焼成温度を780℃に設定することでチタンフレームの酸化を軽減し、徐冷時間も短縮できます。
デンチン焼成温度(℃) | 780 |
---|---|
熱膨張係数 (25-500℃;10-6/K) |
第2/第4焼成 8.6/8.6 |
溶解量(μg/㎠) | 11 |
ガラス転移点(℃) | 575 |
密度(g/㎤) | 2.45 |
曲げ強さ(MPa) | 70 |
接着強度(MPa) | n/a |
平均粒径(μm;D 50%) | 22.2 |
長石比率(%) | S*:100 |
- ※イニシャルTiは、EN ISO9693;2012に準拠しています。(上記の数値は、社内テストの結果によるものです。)
- *S=Synthetic Glass
イニシャル Zr-FS
管理医療機器 222AFBZX00137000
ジルコニアフレーム用の陶材です。
フェルドスパー(長石)を50%以上配合することでより高い強度と審美性が得られます。
<特長>
-
- ❶ 高い安定性と優れた低収縮特性
- 天然長石と人工ガラスセラミックをバランスよく配合することで、焼成を重ねても熱膨張係数の変化を抑えられます。
-
- ❷ フレーム材料の負担を軽減
- デンチンの焼成温度を810℃に設定することでフレーム材料の負担を軽減し、徐冷時間も短縮します。
-
- ❸ 天然歯特有の光学特性を再現
- シンプルな築盛でビタクラシカルシェードを忠実に再現でき、全50色以上に及ぶ各種エフェクトパウダーを使用することで天然歯特有の光学特性も再現できます。
デンチン焼成温度(℃) | 810 |
---|---|
熱膨張係数 (25-500℃;10-6/K) |
第2/第4焼成 9.4/9.4 |
溶解量(μg/㎠) | 12 |
密度(g/㎤) | 2.43 |
曲げ強さ(MPa) | 90 |
平均粒径(μm;D 50%) | 21.5 |
- ※イニシャルZr-FSは、EN ISO9693;2012に準拠しています。(上記の数値は、社内テストの結果によるものです。)
イニシャル LiSi(リジ)
管理医療機器 227AFBZX00124000
リチウムシリケートガラス製フレームに築盛する専用陶材です。
760℃付近で焼成するため、ブロック体やプレス体の形態を崩さない低融タイプ陶材です。
<特長>
-
- ❶ 自然な透光性を実現
- 最適化された結晶構造による光学的効果で自然な輝きを得ることができます。
-
- ❷ フレームに最適な熱膨張係数
- リチウムシリケートガラスにマッチした、9.3×10-6/Kの熱膨張係数。
-
- ❸ フレーム材料の負担を軽減
- デンチンの焼成温度を760℃に設定することでフレーム材料の負担を軽減できます。
デンチン焼成温度(℃) | 760 |
---|---|
熱膨張係数 (25-500℃;10-6/K) |
第2/第4焼成 9.3/9.3 |
溶解量(μg/㎠) | 16 |
ガラス転移点(℃) | 520 |
密度(g/㎤) | 2.4 |
曲げ強さ(MPa) | 90 |
平均粒径(μm;D 50%) | 25 |
- ※イニシャルLiSiは、EN ISO9693;2012に準拠しています。(上記の数値は、社内テストの結果によるものです。)
イニシャル IQ L-O-M
(レイヤリングオーバーメタル)
管理医療機器 222AFBZX00143000
セラミックボディをわずか一層で構成し、焼成後その上に色の深みや透明感、繊細な色表現ができるラスターペーストを塗布するだけで思い通りの色調を実現する「One-Body Concept」。
メタル用のワンボディセラミックスです。
<特長>
-
- ❶ わずか一層の築盛とラスターペーストで時間短縮
- オペークやジルコニアライナー焼成後に、わずか一層のワンボディパウダーと色の深みや透明感、繊細な色表現ができるラスターペーストを塗布するだけで、シンプルかつ効率的にビタクラシカルシェードを再現します。
-
- ❷ テクニカルエラーとコストの低減
- IQ ワンボディレイヤリングは形態と咬合に集中して築盛を行えるため、ハンドリングが簡単になり、築盛に起因するエラーを低減します。また、余分な在庫を持たずコストの低減も可能になります。
デンチン焼成温度(℃) | 900 |
---|---|
熱膨張係数 (25-500℃;10-6/K) |
第2/第4焼成 12.7/12.9 |
溶解量(μg/㎠) | 25 |
ガラス転移点(℃) | 575 |
密度(g/㎤) | 2.52 |
曲げ強さ(MPa) | 84 |
接着強度(MPa) | 50 |
平均粒径(μm;D 50%) | 25 |
- ※イニシャルLFは、EN ISO9693;2012に準拠しています。(上記の数値は、社内テストの結果によるものです。)
イニシャル IQ L-O-Zr
(レイヤリングオーバージルコニア)
管理医療機器 223AFBZX00016000
セラミックボディをわずか一層で構成し、焼成後その上に色の深みや透明感、繊細な色表現ができるラスターペーストを塗布するだけで思い通りの色調を実現する「One-Body Concept」。
ジルコニア用のワンボディセラミックスです。
<特長>
-
- ❶ わずか一層の築盛とラスターペーストで時間短縮
- オペークやジルコニアライナー焼成後に、わずか一層のワンボディパウダーと色の深みや透明感、繊細な色表現ができるラスターペーストを塗布するだけで、シンプルかつ効率的にビタクラシカルシェードを再現します。
-
- ❷ テクニカルエラーとコストの低減
- IQ ワンボディレイヤリングは形態と咬合に集中して築盛を行えるため、ハンドリングが簡単になり、築盛に起因するエラーを低減します。また、余分な在庫を持たずコストの低減も可能になります。
デンチン焼成温度(℃) | 810 |
---|---|
熱膨張係数 (25-500℃;10-6/K) |
第2/第4焼成 9.5/9.5 |
溶解量(μg/㎠) | 10 |
ガラス転移点(℃) | 550 |
密度(g/㎤) | 2.52 |
曲げ強さ(MPa) | 90 |
接着強度(MPa) | n/a |
平均粒径(μm;D 50%) | 25 |
- ※イニシャル IQ L-O-Zrは、EN ISO9693;2012に準拠しています。(上記の数値は、社内テストの結果によるものです。)